2014年01月30日

骨董趣味


          
Rolleiflex MX Tessar75mm/1:3.5


torimonoの時雨です。
このデジタル全盛期に、未だゆっくりとフィルム写真で遊んでいます。
要するに…骨董趣味なんでかねぇ〜。
だから車も“鉄の匂い”がする奴が好き。
昔は小さくて可愛い車が一杯有ったのに…。

画像は修理屋さんにDock inしていた名車“ヨタ8”の後期(きっと)。
リアのフォルムがFunnyな愛い奴です。
その内、ヨタ8を手に入れてエンジンのボルトまで全バラしたいなぁ…と思うこの頃。
そんな柔らかな眼差しで、のんびりファインダを覗く日々です。

結構フィルム好きが集まるtorimono。
「フィルムカメラに興味は有るが…」と尻込みしている方が居ましたら、気軽に参加してみませんか?
ゆる〜い雰囲気で、フィルムカメラの世界が、彼方を待っています。
無論、デジタル大歓迎ですが(←時節柄、こちらが主力部隊です)。  

Posted by torimono at 23:25Comments(0)時雨

2014年01月18日

コシナ


Minolta ALS Rokkor-QF 40mm F1.8 GOLD200

torimonoのふなやまです。
明けましておめでとうございます。今年も残すところあと347日でございます。

今回もカメラの話なのです。
写真が下手な奴はカメラの事ばかり語りたがるものなのです。へへ
みなさんご存知のカメラメーカーと言えばキヤノンやニコンetc...、
大きいところが出てくると思うのですが、それはまぁ、おいといて、
わたくしお気に入りのコシナを紹介したいと思います。

コシナは元来、大手メーカーの下請けをしていた地味なメーカーですが、
継続は力なのか、今や数少ないフィルムカメラメーカーとなっています。
ここが販売するカメラやレンズの何がスゴいかと申しますと、
その1、21世紀において未だにフィルムカメラを作っている!
その2、しかもそれはマニュアルのレンジファインダーカメラである!
その3、グローバル化著しい昨今において国内産である!!!

それぞれを細かく説明させていただきますと...
まず、フィルムカメラを製造している事がスゴい。
キヤノン、ニコンにそれぞれ業務用がラインナップとして残っているものの、
普通のカメラで新品として購入出来る状態にあるのはとても貴重です。
そしてそのカメラがレンジファインダー式のカメラだというのがまた面白い。
レンジファインダーとは、一眼レフカメラが発明される前に主流だったカメラのタイプで、
これに属するカメラと言えば、かの高級カメラのライカが有名です。
世間で最も身近なライカと言えば、タマちゃんのお父さんのあれです。

(彼のライカはM4という機種。当時の為替だと車が買えるような値段だったはず...)

レンジファインダー式のカメラは構造がシンプルでコンパクト。
しかも一眼レフカメラよりもコンパクトでオシャレ(私感ではありますが)、
動作音も静かであるなどの利点と、それでも本格的にレンズが交換出来たり、
十分なスペックが確保されていて、「ちゃんと」写真を撮るのに不足がないという、
ガチじゃないけどちょっと良いものが欲しい!という方に良い塩梅なのです。
それがこれまでこのジャンル、高級カメラのライカしか選択肢がなかったところ、
コシナがベッサというレンジファインダー式カメラを発売してくれたものですから、
当時のカメラ雑誌は結構熱心に特集を組んでいたように憶えています。

いま流行のミラーレスデジカメが小さくて写りは一眼レフ並み、と宣伝されていますが、
レンジファインダーカメラも構造上ミラーレスカメラなのです。フィルムの、ですが。
これからカメラはじめちゃおうかなーって方は、是非デジカメ売り場に行く前に、
歴史も文化もあってさらにこれから10年、20年は余裕で使える「フィルムカメラ」も、
選択肢に入れていただきたいなと思う次第です。
ありきたりな言い回しですが、数値では伝わらない道具としての良さとか、
愛着、存在感、ありがたみのようなものを感じる事が出来るかもしれません。
大量消費社会と呼ばれる現代において、こういうものは貴重です。
簡単に言うと、モノとしてすごいカッコイイということです。イケてるってことです。

ちなみに市立図書館「たなべる」にハービー・山口氏の「1970年、20歳の情景」が置かれています。
レンジファインダーカメラ、ライカを愛用する写真家で、とても優しい作風の方です。
機会があれば、ぜひ手にとってご確認ください。

新しい1年です。
今年はカメラにチャレンジしよう、何がいいかな、どうすればいいのかな...???とお考えの方、
実際、カメラってどんなもんなんよ???と思われた方は、是非torimonoの定例会にご参加ください!
それぞれの方向に濃い先輩方がきっとあなたを大歓迎してくれますぞ。  

Posted by torimono at 15:34Comments(0)ふなやまさん