2014年11月16日

人間距離計カード

人間距離計カード
EPSON R-D1 Canon 50mm F1.8


torimonoふなやまです。
最近、キヤノンのレンジファインダー用レンズ、
50mm F1.8のすっごい曇ったやつを貰ったので分解して磨いていました。
気が済むまで綺麗にして組み直してみたのですが、ちゃんと写っているように思います。
素人が組み直ししてもちゃんと写るなんて、日本の工業製品の精度はすごいなと思いました。
余っているキヤノンのⅡD型とセットにして、貸しカメラとして近々紹介します。
いわゆる、バルナック型ライカのコピーですね。

あと、レンジファインダーつながりで、下記のサイトを紹介します。
https://tomchuk.com/misc/rf/
「Human Rangefinder Card Generator」、人間距離計カード作成でございます。
レンジファインダーとは、詳しくはwikipediaか、軍艦好きに聞けば間違い無いのですが、
遠く離れた被写体までの距離を、異なる二つの視点から導き出す測距方式です。
ライカなどのレンジファインダーカメラはこの方式でピント合わせを行っています。
(一眼レフカメラはレンズ越しの景色を直接覗いてピントを合わせるので、また別です。)

で、このカードは、人間の左右の目を「二つの視点」として測距を行うためのツールなのです。
これを作っておくと、レンジファインダーが無くても好きな被写体との距離が測れます。
電柱の高さとか、川の幅とか、まぁ、目に見えるもののアバウトな距離がすぐに判るので、
もしかしたら撮影以外でも毎日持ち歩いていると何か役に立つかもしれません。
さぁあなたも今日から測距マニアの一員です。どんどん計りましょう。

作り方は、
Cardtitle:あなたの名前と使うカメラの名前。例えば「俺のM3、プラナー」
Eye offset:左右の目の間隔(黒目と黒目の距離)
Arm length:腕を前にピッと伸ばした長さ
Focus distances:距離の目盛です。カメラの距離指標に合わせるか、1,2,3,5,10でOK。
Distance units:距離の単位です。フィートかメートルか、使うカメラや好みで。
Hyperfocal dist chartは被写界深度を考える項目なので、使わないでも大丈夫です。

入力が終わったらカードのプレビュー画像をクリックします。
すると画像がPDF形式で保存できるので、それを100%原寸でプリントすれば完成です。
使い方は、この外人さん(発明した人?)が身振り手振りで教えてくれてますが、一応書きます。
http://figitalrevolution.com/2009/03/24/the-human-rangefinder-leica-zeiss-xa-lca-rollei-lomo-diana-holga/
両手でカードを持ち、腕いっぱいに前に伸ばします。
左目だけで撮影したい対象を見て、カードの距離指標の0の目盛に合わせます。
そのまま左目を閉じて、右目を開くと、被写体は「実際の距離」の目盛まで移動してます。
んんん?と思った方は実際に作って試してみるのが一番です。秋の長夜、工作でもしましょう。

カードは厚紙に貼ったり、プラケースに入れれば頑丈になります。
ハーフカメラやトリップ35、ローライ35等など、目測のカメラもこれでジャスピンですね。


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Posted by torimono at 22:28│Comments(0)ふなやまさん
 
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